「葬儀はしない」と言っていたおじいさん。
おばあさんとの会話や、同級生の
お葬式に出席したりする中で、
『人生最後のセレモニーであるお葬式』に
対しての考え方が変わっていく…。
「生と死」、この世とあの世の考え方は、
民族風習・文化・宗教によって異なります。
日本人はずっと遠い古代から
誕生を生まれかわりとする考え方がありました。
だから、魂は再生するものと考えました。
日本人社会には、輪廻転生の思想が神代の時代からあったのです。
日本人の祖霊信仰、日本人の死生観は、
時代の変化の中で生きているのです。
ですから、お葬式は『命のバトンタッチ』なのです。
では、わたしのドラマをご堪能ください。
「葬儀はしない」と言っていたおじいさん。
おばあさんとの会話や、同級生の
お葬式に出席したりする中で、
『人生最後のセレモニーであるお葬式』に
対しての考え方が変わっていく…。
父親に男手一つで育てられた娘。
経済的に苦しいはずの父が豪華な結婚式を
挙げてくれた。そんな父が突然倒れ
かえらぬ人に。恩返しに立派なお葬式を
あげ、そこで父の意外な一面を知る。
母親のお葬式。
祖母のお葬式の日に生まれた青年は、
もうすぐ父親になろうとしていた。
母親が生前に言っていた命と命のつながりについて、その言葉をかみしめる。
娘と公園へ遊びに行ったお母さん。
そこで娘が見知らぬ老人に話しかけられるが、娘を連れて家に帰ってしまう。
後日その老人が亡くなって近所に住む
身寄りのない方だと知る。
一人暮らしのおばあさん。
離れて暮らす子どもたちから折に触れて
贈り物が届く。
しかし連絡は疎遠になりがちだった。
いつものように贈り物を送ったのだが…。
職を探す元料理人の青年は、近所のおばあさんが煮物のお裾わけや激励を受ける。青年は涙ながらに煮物を食べる。後日おばあさんが亡くなり、残されたおじいさんのために青年は料理をふるまう。喜んでくれたおじいさんの顔を見て、青年は再び料理の道へ。
一人暮らしをしていた祖母が先の東日本大震災で家を流されて一緒に暮らすようになったが、体調を崩して亡くなってしまう。
孫娘は、祖母と過ごした短い時間の中でも、
絆の大切さを学んでいった。
『わし、死んでるんや〜』気がつけば白装束のご主人。窓に映るのは残された家族や友人達の姿。それは自分のお葬式。
残された人の思いに打たれ、ご主人は感謝の心に満たされる。
『家内の葬儀について相談が…』
愛する妻のために後悔のない葬儀を
行いたいという初老の紳士。
その思いに打たれ協力する葬儀スタッフ。
彼らが案じたプロジェクトは
ちょっとしたサプライズでした。
人と人とのつながりや、
お葬式をすることの意味などを
人類の誕生から考えていきます。
命の大切さ尊さを感じてください。